National Residency Matching Program (NRMP)  

麻酔科臨床研修をはじめるにあたっては、一年間の他科研修(Internal Medicine,
Surgery, Pediatrics, Transitional Programs)を経験しなければなりません。
この一年目のインターン研修先は、通常National Residency Matching Program
(マッチング=NRMP)を通じて確保します。これは、各研修プログラムと応募医学生・
医師がのお互いの希望をランク付けして、最適の組み合わせコンピュータが
導き出す、いわば相性判断のようなものです。
この詳細については、他所に詳しいのでここでは省略します(以下のウェブ
サイトを参照してください)。

Useful Web Sites:

NRMP Home Page
http://www.aamc.org/nrmp/index.htm

NRMP Universal Applicationは以下のサイトで入手できます。
http://www.aamc.org/nrmp/nrmpmat/index.htm

ERAS Home Page
http://www.aamc.org/about/progemph/eras/mainpage.htm

AAMC Home Page
http://www.aamc.org/start.htm

ECFMG Home Page
http://www.ecfmg.org/

Useful Addresses:

National Resident Matching Program
2501 M Street, NW, Suite 1
Washington, DC 20037-1307

ECFMG(Educational Commission for Foreign Medical Graduates)
3624 Market Street, 4th Floor Philadelphia,
PA 19104-2685, USA
Telephone:215-386-5900, Fax:215-387-9963

麻酔科研修プログラムのほとんどは、NRMPに参加しているので、通常はインターン
応募と同時に(同じ年度)、二年目以降の麻酔科研修先も獲得します。つまり、2001年
から麻酔研修を予定する場合には、1999年のマッチングでインターン及び麻酔科の
研修先を決めることになります。しかしながら、最近のアメリカでは、Primary Care
(General Medicine, Family Practice, Geriatrics, Pediatrics)が奨励されており、医学生の多くは、
Primary Careを研修すると学費ローンの返済が補助されることもあり、麻酔科の人気は
低下しました。このため、多くのプログラムは、マッチングの外での採用をしており、
インターン先を確保できれば、それほど苦労なく麻酔科研修が可能であると思われます。
一部の麻酔プログラムでは、インターン先を紹介くれることもあるので、インタビュー
の際に確認するとよいでしょう。

Please check out  NRMP 1999

1998のNRMPマッチで見事、ピッツバーグのシェイディーサイド(Shadyside)
病院でのインターンに採用された、西尾一寿太先生が
ERAS(Electric Residensy Application System)というコンピューター
とE-mailを使った応募方式についての情報を送ってくださいましたので、
紹介させていただきます。 


インターネットでマッチング!
西尾一寿太先生

私の体験したマッチングの手続きについて簡単にお話しします。
現在transitional yearを含む幾つかのレジデントプログラムで
ERAS(Electric Residensy Application System)というコンピューター
とE-mailを使った応募方式を採用しています。私が今回応募した
transitional year programではこれ以外の応募を原則として受け
つけないところがほとんどでした。

ERAS Home Page
http://www.aamc.org/about/progemph/eras/mainpage.htm

ERAS参加プログラム
http://www.aamc.org/about/progemph/eras/pdw/pdwmain.htm

その概略ですが、まず応募者はERAS事務局にこのこのシステムと
応募用のフロッピーディスクを送ってもらうように申請します。
応募用紙はインターネット画面から取り出してfaxします。
数枚のERASのディスクからPCにソフトをインストールします。
これは手順に沿って機械的にするだけでいたって簡単ですが、
コンピューターはウィンドウズ対応のものでなければならず、
マッキントッシュしかない場合はソフトウィンドウズを走らせ
なければなりません。インストールが済めば後は必要事項を入力して、
保存用ディスクにセーブするだけです。personal statementと
いういわば自分を売り込むための自己紹介(宣伝)文もここにいれ
ることができますし、推薦文をお願いする先生の情報も入力します。
応募先別に履歴書をはじめ、推薦文願いの手紙もそれぞれ印刷でき
ます。こうして全ての情報が入力されたディスクをERAS本部に送れば
おしまいです。
個人のパスワードを忘れないようにしないと後で修正したい場合に
問題となります。
ディスク郵送後は各応募プログラムがERASにアクセスして各応募者
の情報を引き出していきます。その度にERAS本部からその旨
(どこのプログラムに何が送られたか)を伝えるメールが送られて
くるので自分の応募先に全ての情報が届いたかどうか確認することが
できます。

マッチングの結果はインターネットでを見ることができます。
ここでもパスワード、personal pinが画面を開くのに必要になります。

以上簡単ですが、今回私が体験したERASなるものを説明させていただ
きました。
今やレジデントの応募もコンピューター、インターネットなしでは
できない時代になったみたいです。
それに疎い私は実の所おっかなびっくりでした。コンピューターも
これまでマッキントッシュばかりでしたし...

Please check out  NRMP 1999 and Fellowship Interview 


 



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