アメリカ臨床研修入門


Residency/Fellowshipインタビューのためのヒント
Kenichi Tanaka, M.D.

C)面接に行こう!

私は、書類を送った全施設から、面接への招待を受けました.
7カ所の施設から、通知をもらい、5ヵ所の面接をしました.
面接日程は、秘書に電話をして組むことができます。可能であれば、
一週簡程度の面接休暇をとり、飛行機のルートなどをうまく組み合
わせて、経費・時間の節約をはかるとよいでしょう.面接は、
l0-l2月の聞です. ASAに参加する場合は、その時に仮面接(食事を
共にする)をするところもあります.
上記の施設#l,Zは宿泊を負担して<れました.ピッツバ-グ大は、宿泊を
負担するとともに、契約時には面接時の航空券代の払い戻し、引っ越し
の負担までするということです.応募書類を送る際に、宿泊情報を送って
くれるよう書くと良いでしょう(e.g.Please include information on
lodging).
ホテルによっては、面接のための割引がありますので、予約時に聞いて
みるとよいでしょう(Tremont PIaza Hotel in Baltimore, Emory Inn,
etc.).
アメリカ国内の航空運賃は高いので、本当に行く気のあるプログラム
を選択し、さらに車で行けるところは運転していくのがよいでしょう
(#2,3,5施設はピッツバ―グから車で行きました).

朝t時に起きて出かけたフィラデルフィアまでの道のりでは、まだ暗い、
霧の立ちこめたハイウェイに載った途端、路上に材木の様なものが転が
っており、避けられずに幾つか障害物の上に乗りげてしまいました.
車ヘの衝撃は強くなく、でこぼこの道を跳ねている感じがしただけでした.
実は、ここを数分前に通過した車が、巨大な鹿と衝突して、バラバラに
なった胴体に乗り上げたことが、数秒後にわかり、憂奪になりました.
鹿をはねた車は、路肩に駐車しており、呆然とした運転手が、State
Policeのオフィサーと話をしていました。
車の前方はかなりのダメージを受けているようでした.
秋になり、狩猟シ―ズンが解禁となると、髭を生やしたディアハンタ―
達が森にやってきます. 鹿はそれを察知すると、より安全な地域を求め
て移動をします.
その途中で、車にはねられることが多いようです. この面接の行程で、
7頭もの鹿の犠牲を目にしました。鹿との交通事故とはいえ、甘くみる
ことはできません.
先日の当直時には、鹿と衝突した自家用車の運転手が、へリコプタ―
でERに運ぼれてきました.鹿は即死、車は大破したようです.
また、春先には高速道路を鳥が低空飛行していることがよくあり、
鳥との衝突もよくありますので、注意しましょう.
卵をお腹にいれているメスの鳥は、あまり高く飛べないらしいです。
高速道路といえば、高架で柵のついた日本の道路とは、ずいぷん違います.
話が脱線しましたが、本題にもどります。

 
質問事項に続く


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